薄毛に悩むのは男性だけではありません。
女性の４人に１人が薄毛に悩んでいるというデータもあります。
そこで女性の薄毛の原因と薄毛を改善する対策をまとめてみました。
女性の薄毛メカニズムは男性よりも複雑
薄毛に悩む人は約4200万人といわれています。
女性の4人に1人が薄毛に悩んでいるという調査結果もあります。
女性の薄毛は、出産や閉経など、ホルモンバランスの変化が関係するため、
そのメカニズムは男性よりも複雑です。
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「男性型脱毛症」に次いで多いのは「慢性休止期脱毛症」
男性の加齢に伴う薄毛のほとんどは、遺伝的要因と男性ホルモンの作用によって引き起こされる「男性型脱毛症」。
これは前頭部と頭頂部が薄くなることが特徴です。
女性の薄毛の約半分も、この「男性型脱毛症」といわれています。
更年期を迎え、女性ホルモンの分泌が減少し、相対的に男性ホルモンの作用が強まって発症するのがこのタイプの脱毛症です。
男性と異なり、頭頂部を中心とした比較的広い範囲の頭髪が薄くなるパターンが多いようです。
次に多いのは「慢性休止期脱毛症」と呼ばれる女性特有の脱毛症。
原因は不明で、頭部全体に薄毛が広がります。
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発毛と脱毛の３つのサイクルー成長・退行・休止
発毛と脱毛は、以下の3つのサイクルを繰り返しながら、新しい髪が生え替わっていきます。
１．成長期
毛母細胞が活発に分裂を繰り返し頭髪が成長を続ける期間。
通常3～7年。
髪全体の約90％が成長期にあたります。
２．退行期
毛母細胞の分裂が急速に衰える時期。
髪の成長に関わる毛球部（毛根下部の膨らんだ部分）が徐々に退縮していきます。
３．休止期
退行期を経て、毛の成長が完全にストップするサイクル。
休止期は3ヶ月程度。
その後、次の成長期を向かえて新しい髪に生え替わります。
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３つのサイクルがバランスを崩した結果
「男性型脱毛症」では、男性ホルモンの作用により成長期の期間がどんどん短くなり、毛髪が「うぶ毛化」することによって薄毛が進行します。
女性の場合、更年期に女性ホルモンの分泌が減少すると、同様のことが起こると考えられています。
一方、「慢性休止期脱毛症」は休止期の時期が長くなることで、髪が抜けたあとに次の新毛がなかなか生えないため、毛髪本数が減ってしまい、結果として薄毛となります。
「産後の薄毛悩み」とは、髪の成長期を維持・促進する女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が盛んな妊娠期と産後の、ギャップにより生じます。
妊娠中にエストロゲンの影響で成長期が維持された髪が、産後に一気に休止期に突入して髪が抜けてしまうために起きる「一過性の症状」です。
６つの薄毛対策
では、薄毛を防ぐ方法とは何でしょうか。
1. バランスの良い食事
過度なダイエットなどで髪の成長が阻害され、脱毛が引き起こされることがあります。
逆にバランスの良い食事は髪の健康にとって必須です。
なぜなら、髪は肌や爪と同様、体の中で一番最後に栄養が届く場所です。
栄養は脳や内臓、筋肉、血などに優先的に回され、最後に余った分が肌や爪や髪に届けられます。
ところが髪の毛は、細胞の分裂量ではトップクラスで、1本の髪の毛でみると1日1万回くらい分裂すると言われています。
そのために必要な血液量は1日に約200mlともいわれています。
つまり、不規則な食事で栄養のバランスが崩れると、髪の毛に必要な栄養分を十分に供給出来ず、薄毛を招く結果につながるというわけです。
だから栄養バランスの整った食事は大事なのです。
髪に良いと言われている食材がありますが、同じものばかりを食べると栄養が偏り、良くありません。
バランスよく栄養を摂取することが大切です。
でも何らかの理由でバランスの良い食事摂取が難しいという方は、不足しがちな栄養素をサプリメントなどで、不足する栄養素を補給するのも止むをえないことかもしれません。
とはいえ、髪に良い食べ物もご紹介しておきましょう。
それはイワシです。
イワシもメニューに組み入れた、バランスのとれたメニューにすれば最高ですからね。
イワシとイワシ缶と梅干し
イワシ缶を研究する工藤孝文氏によると、イワシなどの青魚に含まれる脂肪にはEPAが豊富で、そのEPAに薄毛改善の効果があるといいます。
EPAは血管をしなやかにして血流を改善するため、栄養素が毛根まで届きやすくなります。
さらに生のイワシとイワシ缶のEPA含有量を比較すると、イワシ缶には約3.5倍のEPAが含まれているそうです。
缶詰はイワシの水揚げ後にすぐ真空で保存するため、栄養価が下がらないそうです。
EPAを十分に摂取するには、イワシ缶は汁まで飲み干すほうが良いとのこと。
また赤石定典氏によると、梅干しに含まれるクエン酸は血液をサラサラにする効果があるため、イワシ缶のEPAと一緒に接種することで薄毛改善の効果がアップするとか。
さらに、梅干しは加熱することで血液が固まるのを防ぐムメフラールが発生するので、加熱すると一層、薄毛対策になるようです。
＼イワシ缶／
2. 規則正しい生活
ストレス、疲労、寝不足などは自律神経系や内分泌系を乱し、体に不調をきたすだけではなく、毛髪にとってもマイナス要因となります。
規則正しい生活を心がけることが大切です。
時間管理アプリを使ってみるのも良い方法かもしれません。
たとえば、アプリの「aTimeLogger 2」をダウンロードして利用するのはいかがでしょうか。
3. 紫外線対策
紫外線は毛髪だけでなく頭皮に対してもダメージを与えます。
帽子を被る、日傘を使うなどを心がけましょう。
＼帽子／
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＼日傘（晴雨兼用）／
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4. 頭皮マッサージ
髪の成長には、十分な栄養や酸素が必要です。
頭皮マッサージをすると頭皮の血行がよくなり、栄養素や酸素が髪にも運ばれ、毛髪を生みだす毛母細胞の働きを助けます。
意識的に頭皮のマッサージを行いましょう。
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5.養毛剤や育毛剤を使う
発毛を促進したり、脱毛を予防したりする養毛剤、育毛剤を使うのも手です。
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6.クリニックで治療を受ける
５つの対策を実践しても効果がなければ、 あるいは早期の効果を求めるならば、 少々お値段ははりますが、 下記のようなクリニックで治療を受けるという選択肢もあります。
ヴィーナスHARG療法
ヴィーナスHARG療法とは、成長因子（薬剤）を頭皮に注入し発毛・育毛を促す治療。
発毛・育毛効果が高い新たな薄毛治療として注目されています。
HARG療法は産毛が生えている部位ならほとんどの場合、毛髪の再生が認められています（個人差があります）。
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